加工技術紹介
自社工場でさまざまな加工を行っているので短期間での納品が可能です。
どんな機械を使って、どんな加工ができるのか紹介いたします。
NCルーター
刃物の回転で切削する機械です。
[上下][左右][前後]と立体的なスライド面に沿って動き、全ての動きをコンピューター制御にて動かすことにより、精度の高い切断を可能にします。また、上面数ミリだけ切削する「ザグリ」加工も可能です。
●加工可能寸法
最大2000mm×1000mm程度~最小100mm×100mm程度
材厚50mm程度まで
レーザー加工機
レーザー光線で材料をカットする加工機です。
NCルーターでは加工できない複雑な形状も加工ができ、レーザー光線でカットするので樹脂の裁断面に光沢があり、綺麗に仕上げることができます。更に、表面に0.1mmの深さから文字や柄などの繊細な彫刻を施すこともできます。
●加工可能寸法
最大800mm×450mm程度~最小20mm×20mm程度
材厚15mm程度まで
インクジェット印刷機
樹脂にインクジェット印刷を行う機械です。
CMYK 4色+白2回を一度に印刷し、印刷直後に紫外線にてインクを硬化させます。シルク印刷では苦手な、写真やグラデーションなども印刷できます。シルク印刷と違い製版は必要ありません。
●印刷可能寸法
600mm×400mm以内 厚み150mm 以内
パネルソー
正板(入荷する元々の板)を加工しやすいサイズにカットする機械です。
主に直線のカットに利用します。複数枚の重ね切りが可能で、大量の板材を一度にまとめて切断できる為、量産には必須の切断機です。
●加工可能寸法
最大3000mm×1300mm程度 ~ 最小20mm×20mm程度
材厚40mm程度まで
鏡面機
板の切削と切削面の仕上げを一度に行う機械です。
回転刃には荒削りと仕上げ用の刃が数種類付いており、樹脂の削りと、加工面に光沢を持たせたる切削を、一度の切削で一気に仕上げることが可能で。加工時間の短縮を実現しました。
プレーナー
裁断面の仕上げ加工をする機械です。
往復運動により樹脂の表面を薄く削って行き、小さな凹凸をなくし、平らな表面へ加工します。
卓上ノコ
小さな材料のカットに使用する機械です。
刃物の角度を調整する事により斜めの裁断が可能となり裁断面の組み合わせで多種多様な立体を製作できます。
●加工穴寸法
最大1000mm×180mm程度~最小10mm×10mm程度
材厚30mm程度まで
ボール盤
樹脂に穴を開ける機械です。
複数枚の樹脂板を重ねて穴を開けることも可能で、主軸に取付ける工具を変更する事で穴の拡張や、タップ加工(ネジ山のついた穴開け加工)にも用いることができます。
●加工穴寸法
φ2~φ20程度
材厚30mm程度まで
面取り機(ルーター)
アクリルやプラスチック板の角を削り仕上げ加工をする機械です。卓中央に設置された回転ドリルで板の角や端を削り、加工面にR(角に丸み)をつけることで、利用者の手に触れた時の痛みや怪我の原因をなくし、滑らかな触り心地にします。また、ドリルの刃を変える事で、加工面の角度調整も可能です。
羽布(バフ)
板の断面などに光沢を出す機械です。
高速回転する機材の端に布を巻きつけ、表面の磨き上げをします。段階的に布の硬さを変更して行き加工面に光沢を出していきます。また、板の形状が丸など色々な形にも対応します。
スライダックス(熱曲げ)
プラスチックを熱曲げする機械です。
アクリルやPETなどに真鍮の管を通じて熱を加え、曲げ加工に
使用します。曲げたい位置にヒーターの熱を加え、部品に合わせて作成した治具で角度を固定させ曲げます。
●加工可能寸法
最大1000mm×1000mm程度~最小10mm×10mm程度
材厚5mm程度まで
ウィニングヒーター
樹脂を温めて、柔らかくして型にはめて曲面加工をします。
合成樹脂の利点である、熱で柔らかくなる特徴を生かし、ヒーターにより熱を加え、材料が柔らかくなったところで予め用意している型等を使用し、曲面的な加工に用います。切断面の貼合わせでは出せない、滑らかなカーブを描きます。
●加工可能寸法
最大1000mm×1000mm程度~最小10mm×10mm程度
材厚5mm程度まで
接着
樹脂どうしを貼合わせます。
アクリル材の組立ては、注射器に接着剤を入れ、アクリルとアクリルの間に接着剤を流し接着します。透明のアクリル板を接着する際などは、気泡を極力入れずに綺麗に仕上げるには熟練の技が必要です。
色々な加工の動画
NCルーター、ボール盤
仕上げ加工の動画
鏡面加工、プレーナー、バフ